播州随一の大社
兵庫県加古川市に鎮座する日岡神社(ひおかじんじゃ)は、「安産の神様」として播州一円に崇敬、信仰され親しまれているお社です。
安産の由来
当社の主神が、第十二代景行天皇の皇后稲日大郎姫命(いなひのおおいらつめのみこと)の安産祈願をしたところ
無事に双子の皇子を出産されたことから「安産の神様」として加古川をはじめ地域一円の崇敬を集めています。
安産祈願にまつわる伝承
安産祈願をされた方には、2種類の御神供(ごしんく、お米のこと)をお渡しします。
そのうち、帰宅後すぐにお召し上がり頂く小さい方の御神供は、中のお米の数が奇数であれば男の子が、偶数であれば女の子が授かると言い伝えられています。
また、別の言い伝えでは、ご祈祷を受けられた後、神門を出て初めて出会った人が男性であれば男の子が、女性であれば女の子が授かるとも云われています。
この御神供は、日岡神社の特殊神事「亥巳籠(いみごもり)」の期間に神職が神社に籠り、祭典を行って奉製しております。
播州加古川で安産の神様として親しまれてきた当社は、千三百年の歴史があります。安産祈願は「腹帯祈願」とも云われ、当社でお祓いした腹帯を妊娠五か月目の「戌の日」にしめると安産になると伝えられています。また、加古川のみならず近郷各地からの初宮参りや七五三詣でも賑わう当社で、お子様の健やかな成長をご祈願ください。